そいえば私、会社辞めたんだ~
遊ぼ遊ぼ~!
そうなの!?
遊ぶより先に確定申告した方がいいかも…
会社を辞めると自分で確定申告をする必要があります。
確定申告ってなんだか難しそうって思ってる方も少なくないはず…
- やり方が分からない
- 面倒くさい
- そもそもする必要があるの?
ですが…
退職後に確定申告するとほとんどの人は税金が戻ってくるらしいんです!
退職した人からすると臨時収入となり、ありがたい話!
今回は、やらないと損をする
退職後の確定申告のやり方とその手順について解説していきます。
確定申告が必要な人とは?
そもそも確定申告が必要かどうか、基準が分からないという方も多いでしょう。
確定申告が必要なのは・・・
年末調整を受けていない人です。
つまり年末に会社に在籍してるかどうか、この点で考えたらよさそう。
確定申告が必要な人といらない人の例を見ていきます。
12月31日の時点で無職の人は、年末調整を受けてないと思われるので確定申告が必要になります。
逆に、12月31日の時点で在職されてる方は、その年分の年末調整を受けてるはずなので確定申告がいらない、ということになります。
確定申告しないと税金は取られすぎになる?
どういうことか次で説明します。
在職中は、一年間の収入をもとに年末調整で税金が計算されてその金額をもとに毎月のお給料から税金が源泉徴収をされています。
ただし、この源泉徴収される税金というのは1年間の収入からおおよその目安で金額が決まっています。
あくまで、毎月ひかれてる源泉徴収は
目安だったんだ!!
ところが退職すると…
年の途中で収入がなくなるので、1年間の収入は大幅に減ることになりますよね。
すると年間の収入の目安から、在職中に源泉徴収されていた税金というのは払いすぎになります。
なので、確定申告をすることで【払いすぎ分】が戻ってくる、ということになります。
退職時にもらった源泉徴収票の源泉徴収税額から税金が戻ってくるみたいよ
さらに控除を足せば戻る税金が増える?!
控除とは簡単に言うと、個人の状況を考慮して税金を安くするための仕組みのことです。差し引くということの意味でもあります。
年末調整の用紙に書いている方も多いはず。
例えば
- 配偶者控除
- 扶養控除
- 生命保険料控除 など
これを提出することにより、年明けにお金がちょっとだけ戻ってきて、ラッキーと感じたことでしょう。
これは、控除を申請することによってその分税金が安くなり、お金が戻ってきていたということなんです。
そして、確定申告でもこういった控除を申請すれば、税金が戻ってきます。
確定申告では、社員が年末調整でやる控除の他にも、
- 社会保険料控除
- 医療費控除
- 寄付金控除
といった、確定申告だけでしか使えない控除も使えます。
こういった控除をプラスして申告すれば戻ってくる税金がさらに増えるわけなんです。
このように、税金を取り戻すための申告を
【還付申告】と言います。
退職した人は、この還付申告を目的に確定申告するケースがほとんどだと言われています。
取られっぱなしになってるから、還付申告やらないと損!だね
確定申告、実際どうやるの?
初めて確定申告やる方にも、分かりやすく解説していこうと思います。
確定申告の期日
まずは、確定申告の期日を抑えておきましょう。
確定申告は、2月16日~3月15日に前年の収入に対する申告を行います。
還付申告の場合は、1月1日から5年間申告が可能となっています。
つまり、税金を返してもらうためだけの申告であれば期間に縛られず、5年間は可能ということになります。
ただし、確定申告は住民税の金額にも関わってきますので、遅れると取られすぎるといったこともあるそうなので、なるべくこの2月16日~3月15日の間に申告されることをおススメします。
準備するもの3つ
- 源泉徴収票
これは、前の会社からもらっているのではと思われます。もし、無くしたりもらっていない!という方は、前の会社に問い合わせてみましょう。
- 各種控除証明書
これは、国民年金や生命保険に入ってる方は、控除の証明書が年末ごろに送られてくるはずです。これを手元に持っておきましょう。
- パソコンorスマホ
確定申告は、パソコンかスマホでやれば簡単に全部できるので用意しておきましょう。
確定申告の手順
確定申告はまず、申告書の作成をします。そして税務署に提出をします。これだけです。
これらは、自宅で簡単にできちゃうのよ♪
手書きするか、国税庁のサイトから作成することができ、国税庁のサイトから作成すると、自動で計算してくれるので間違いがなくオススメです。
確定申告と聞くと、専用のソフトを使わないと申告できないのではないかと思われがちですが、それは個人事業主や法人の方の話です。
個人の確定申告は、国税庁のサイトから入力していくだけで完成してしまいます!
提出方法は、
- 電子申告(e-tax)
- 印刷して税務署へ持参or郵送
と二つのやり方があります。
初心者にオススメなのは、印刷して持参するか郵送する方法です。e-taxは、マイナンバーカードのや利用者識別番号の準備が必要となるので、正直面倒です。
なので、個人が初めて確定申告をやるのであれば、持参か郵送が楽ではないかと考えます。
申告書を作成しよう
検索で「🔍確定申告」と入力したら国税庁サイトの確定申告書作成コーナーに入ると思うので、そこを開きましょう。
「確定申告書作成コーナー」に入ったら、「作成開始」をタップ。
「税務署への提出方法」は、今回はオススメしている
「印刷して提出」をタップ。
そして、プリンタの動作確認&利用規約に同意 「所得税」 を選択します。
「作成開始」ボタンをタップしましょう。
生年月日を入力し「申告内容に関する質問」に回答します。
年末調整を受けておらず、退職後に全く働いてない場合
- 給与以外に申告する収入はありますか?→いいえ
- お持ちの源泉徴収票は一枚のみですか?→はい
- 勤務先で年末要請が済んでいますか?→いいえ
- 税務署から予定納税額の通知を受けていますか?→いいえ
このような選択になるのではないかと思われます。
ここからは、収入・所得の入力になります。
「収入金額・所得の金額の入力」で「給与所得」を選択します。
そして「書面で交付された年末調整済でない源泉徴収票の入力」で「入力する」をタップ。
そうするとこのような画面が出てきます。
準備していた源泉徴収票を見ながら埋めていきましょう。
見やすいから、めっちゃ簡単だと思うよ♪
アルバイトなどで他の会社でも働いていたなら、「続けてもう一件入力」で別の源泉徴収票を入力。2枚以上ある場合は全部の入力をしましょう。
入力し終わったら、「入力内容の確認」から「次へ進む」をタップします。
給与所得が入力されたのを確認して「入力終了(次へ)」を選択。
次に控除の入力に移ります。会社を辞めて、ほとんどの人が対象になる控除というのが社会保険料控除です。
これは、国民年金や国民健康保険料が支払った全額が控除になります。辞めた後に支払った保険料などが申請できるというわけです。
「所得控除の入力」で「社会保険料控除」の「訂正・内容確認」に進みます。
ここには、先ほど源泉徴収票で入力した社会保険料控除額が反映されてますので、そこからプラスで退職後に支払った保険料を入力しましょう。
中に入って「入力する」をタップ。
するとこのような画面が出ます。
国民年金と国民健康保険の金額を入力。全部入力したら、保険料を確認し「次へ進む」を選択します。
また、控除の入力欄に進むので、他にも控除があればここで入力しましょう。
主な控除としては、例えばこのようなものがあります。
- 1年間で医療費を10万円以上支払った→医療費控除
- 生命保険料や個人年保険料を支払った→生命保険料控除
- ふるさと納税をした→寄付金控除
- 対象となる配偶者がいる→配偶者控除
- 対象となる扶養親族がいる→扶養控除
次に進むと、「税額控除・その他の項目の入力」で該当するものに入力します。
ここでは、住宅ローン控除に該当する方も多いのではないでしょうか。(住宅借入等特別控除に入力)
少し面倒ですが、細かく入力していきましょう。
すると、還付される税金が出てきます。
あと少しです!頑張って!
「住民税・事業税に関する事項」は瓦当しなければそのまま進んで大丈夫です。
住所・氏名等の入力をし、還付される税金の振込先の銀行口座を入力して下さい。進むと、マイナンバーを入力する欄が出てきます。通知カードでいいのでそちらも入力しましょう。
確定申告書はPDFで保存されています。それを開くと、申告書が完成されてる状態なので、PDFを保存してプリントアウトします。
提出用と控え用の2種類が印刷されるので、提出用の帳票に印鑑を押しましょう。(控えは保管)
これで書類は完成したね!
提出の仕方
税務署に提出する書類は、
- 確定申告書
- 各種控除証明書
- 本人確認書類
確定申告を印刷したら、添付書類台紙にのり付けして提出しましょう。
本人確認書類には・・・
- マイナンバーカード
もしくは
- 通知カード+指定の身元確認書類のコピー
が必要になります。
これらが出来上がったら、税務署へ持参か郵送します。
これで確定申告が完了!となります。
後日、指定した銀行口座に還付金が振り込まれるはずです。
お疲れさまでした。
最後によくある質問
Q.失業保険は申告しないといけないの?
→申告する必要はありません。失業保険は非課税となってます。
Q.退職金は申告しないといけないの?
→申告する必要はありません。これは会社の方で、源泉徴収して事前に引かれた額が支給されてるからです。
※ただし「退職所得の受給に関する申告書」を提出していないときは、確定申告で払いすぎた税金を取り戻せることもあるそうです。
開業届ってどうやって作成するのかな…
自宅で簡単に作成できないかね。
そんな方にオススメなのが、
- 案内に従い項目を埋めていくだけ
- ガイド付きで分かりやすい
- マイナンバーカード持っているとスマホから申請も可
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青色申告の申請書も同時に作ってくれるので助かります!